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2018年4月1日に口腔がんセンター・口腔インプラントセンターを開設しました

2019年1月

◆口腔がんセンター

 口腔がんは、国民の高齢化に伴い、近年増加傾向にあり、年間罹患者数は約7,000 名にものぼります。そして、口腔がんの多く(70%以上)は歯科医院(開業歯科医)で発見されております。
 このたび、当院における口腔がん治療のさらなる発展及び安全性の向上を目指して、国立大学で西日本唯一の歯学部附属病院に相応しい口腔がん治療体制を備えた口腔がんセンターを開設いたしました。本センターでは、口腔がんに対する様々な治療やリハビリを提供できます。標準治療であり最も実績のある外科治療から、放射線治療やカテーテルを用いた化学放射線治療などの切らずに治す治療も選択できます。また、術後の飲みこみや言葉のリハビリ、手術により無くなった歯を義歯やインプラントを用いて噛めるように回復させることも可能です。

◆口腔インプラントセンター

 インプラント治療(チタン製の人工ねじ)が利用されるようになって半世紀以上経ち、現在では、歯の欠損に対して非常に大きな役割を果たしています。当院でも90 年代初めよりインプラント治療に取り組み、これまで良好な治療結果を提供してきました。また2010 年4月には、近未来歯科医療センターを設立し、インプラント治療を希望される患者様にとって、安全かつ安心してインプラント手術がお受けいただける環境を整備してきました。
 そして2018年4月より、初診からメインテナンスに至るまで包括的なインプラント治療を提供すべく、口腔インプラントセンターを新たに設立いたしました。本センターでは、これまでに得られた口腔インプラント治療に関する診療実績を踏まえつつ、口腔インプラント診療のさらなる効率化及び高いレベルの安全性を確保するとともに、この分野における先端的医療の開発・推進に取り組んでまいります。

大阪大学歯学部附属病院
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