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九州大学病院と福岡県歯科医師会が
がん患者等歯科医療連携を締結

2015年11月

 九州大学病院と福岡県歯科医師会が平成27年9月15日(火)、がんなどの治療効果や患者さんの療養生活の質が向上するよう、患者さんの口腔ケアや歯科治療など口腔管理を行うことができる体制の整備を進めることを目的に「がん患者等歯科医療連携合意書」を締結しました。抗がん剤治療や放射線治療などを受ける場合、副作用として口内炎などの発症も見られます。また現在、九州大学病院は福岡県のがん診療連携拠点病院として1年間に医科歯科9,000症例以上の全身麻酔下の手術を行っていますが、口腔内が衛生状態により肺炎などを発症することがあり、手術後の治癒経過に大きく影響します。今回の連携の趣旨は患者さんががんなどの病気の治療を完遂し、病気を克服し、退院後順調な社会復帰や健康な生活を過ごすことができるよう、医科と歯科が連携して患者さんを支援していくことです。九州大学病院では周術期の口腔管理を必要とする患者さんは年々増加しており、平成26年度に設置した周術期口腔ケアセンターを窓口に、県歯科医師会と協力して患者さんに身近なかかりつけ医(登録済み連携歯科医院)と術前術後の口腔管理を連携していくことで、より多くの患者さんに適切な周術期の口腔管理を提供する体制を整備していくこととします。

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九州大学病院
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