東京医科歯科大学歯学部附属病院では、2011年(平成23年)度より「5S活動」に取り組んでいます。
「5S」とは、①整理、②整頓、③清掃、④清潔、⑤習慣化(しつけ)、という5つのステップからなり、これらの5つの頭文字をとっているもので、その期待される効果について、東京医科歯科大学歯学部附属病院5S推進委員会の俣木志朗委員長は、「事故やムダの削減、たとえばヒューマンエラーの防止、患者の事故防止、ものを探すムダの削減、スペースの有効活用や、経営の質の向上、つまり組織コミュニケーションの向上、管理監督者の経営力の向上、チームの問題解決力の向上、自律的な職員への意識改革などが達成され、より良い病院になることが期待されています」と説明します。
2010年(平成22年)9月から5S活動導入のために情報収集や、5S活動推進のための組織作りを開始し、2011年(平成23年)5月、全職員を対象に、病院長が5S活動の開始を宣言し、スタートしました。
5S活動に全職員で取り組んだことで、職場環境が改善し、スペースの有効活用、ものを探すムダの削減などの成果により、業務の効率化が進みました。また部署、職種を越えた連携がより進み、組織コミュニケーションの向上や、職員の意識改革にもつながってきています。
患者さんや来訪者からも「病院がきれいになった」などの声を頂くようになりました。 このような本院の5S活動の取り組みについて、外部より見学の申し込みが多数あり、注目を集めています。