筑波大学附属病院は、レジデント制度や診療グループ制度を日本で初めて導入した大学病院で、開院当初より高度に専門化された医師、看護師、技師の適切かつ統合的チーム診療の提供と人材育成の体制整備に積極的に取り組んでいます。
また、研究の分野では、筑波研究学園都市の中心部に存在するという地の利を生かして、T-CReDO(つくば臨床医学研究開発機構)を拠点とした、医療技術に関する研究成果(シーズ)の育成と臨床開発等実用化に向けた支援、および臨床上有用な知見を得るために行う臨床試験の実施の支援を実施しています。これらにより、革新的医薬品・医療機器・再生医療等製品の創出を加速し、 国民の健康福祉に貢献するとともに、つくば発の持続成長可能で国際的な臨床開発拠点の形成を目指します。
県内唯一の特定機能病院として、他の医療機関と連携を緊密に図りながら患者さんに安心・安全な高度医療を提供していきます。また、前出のT-CReDOの機能を活かしながら臨床研究を推し進め、次世代の医療技術開発にも取り組んでいきます。
加えて、医育機関として、複数の中核病院に設置した「地域臨床教育センター」により、地域医療教育・研修にも体系的に取り組み県内医療の質の向上を図るとともに、「つくばスポーツ医学・健康科学センター」や「つくば予防医学研究センター」を通じたサービスの提供を通じて、「予防・先制医療」の分野でも地域の皆様の健康増進をサポートしていきます。
生命をあずかる心臓血管外科医として、ひとりの医療人として、"ノブレスオブリージュ"の気概を大切に歩んでまいりました。
そうした精神のもと、全職員が心をひとつにして"Heartfelt Hospital"を展開し、働き方改革、次世代育成、ダイバーシティ、地域医療の充実など、困難な課題に取り組んでまいります。
1986年 筑波大学医学専門学群 卒業 1986年 筑波大学附属病院 レジデント 1988年 東京厚生年金病院外科 医員 1990年 聖隷浜松総合病院心臓血管外科 医員 1994年 ペンシルバニア大学 留学 1997年 筑波大学学位取得(博士) 1998年 筑波大学 心臓血管外科学 講師 2001年 フィラデルフィア小児病院 留学 2006年 筑波大学 心臓血管外科学 助教授(2011年から准教授に名称変更) 2013年 筑波大学 心臓血管外科学 教授(小児心臓外科部門) 2015年 同 主任教授 2016年 ベトナム保健省チョーライ病院 客員教授 2018年 筑波大学附属病院 副病院長(診療・国際担当) 2024年 筑波大学 副学長・理事(医療担当)・附属病院長 |